テルモは、第一次世界大戦の影響で輸入が途絶えた体温計を国産化するために、北里柴三郎博士をはじめとする医師らが発起人となり、1921年に設立されました。
「学者は、高尚な研究で自己満足してはいけない。これを実際に応用して社会に貢献することこそ、本分である」 これは、世界的な業績をあげた北里博士が生涯貫いたスピリッツであり、「医療を通じて社会に貢献する」というテルモの創業以来の企業理念に通じるものです。北里博士のイノベーションと挑戦というスピリッツを受け継ぎ、患者さんのために、優れたイノベーションを医療現場に届けることが、テルモの企業活動の原点です。
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1921(大正10)年 | 9月 | 北里柴三郎博士をはじめとした医学者が発起人となり、優秀な体温計の国産化をめざして「赤線検温器株式会社」を設立 |
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1922(大正11)年 | 2月 | 初めて体温計を出荷する |
1936(昭和11)年 | 11月 | 「仁丹体温計株式会社」に商号を変更 |
1955(昭和30)年 | 10月 | 体温計が国内生産量の30%を占め、第1位となる |
1963(昭和38)年 | 1月 | 医療の安全性を高めるために、国産初の使い切り注射筒を発売し、使い切り医療機器分野に進出 |
12月 | 「株式会社仁丹テルモ」に商号を変更 | |
1964(昭和39)年 | 1月 | 日本で初めての使い切り注射針を発売 |
1969(昭和44)年 | 7月 | 日本で初めての血液バッグを発売し、日本の血液事業を支える |
1971(昭和46)年 | 4月 | アメリカに「テルモメディカル社」の前身である「テルモアメリカ社」を設立。海外事業に進出 |
5月 | ベルギーに「テルモヨーロッパ社」を設立 | |
1973(昭和48)年 | 7月 | 日本で初めてのソフトバッグ入り輸液剤を発売し、輸液剤分野に進出 |
1974(昭和49)年 | 10月 | 「テルモ株式会社」に商号を変更 |
1977(昭和52)年 | 2月 | ホローファイバー型人工腎臓(ダイアライザー)を発売し、人工臓器分野に進出 |
1980(昭和55)年 | 2月 | 日本で初めてソフトバッグ入り高カロリー輸液用基本液を発売 |
1982(昭和57)年 | 4月 | 世界で初めて多孔質ホローファイバー型人工肺を発売 |
6月 | 東京証券取引所市場第二部に株式上場 | |
1983(昭和58)年 | 12月 | 予測式電子体温計を発売 |
1984(昭和59)年 | 11月 | 環境問題への配慮から、水銀体温計の生産廃止を決断 |
1985(昭和60)年 | 5月 | 東京証券取引所市場第一部に指定 |
9月 | 血管造影用カテーテルシステムを発売し、高機能カテーテル分野に進出 | |
1988(昭和63)年 | 2月 | 腹膜透析システムを発売し、在宅医療分野に進出 |
1989(平成元)年 | 11月 | 神奈川県中井町に研究開発センターを含む湘南センターが完成 |
1995(平成 7)年 | 12月 | 中国 浙江省杭州市に工場「泰爾茂医療産品(杭州)有限公司」を設立 |
1996(平成 8)年 | 3月 | 中国 吉林省長春市に合弁企業「長春泰爾茂医用器具有限公司」を設立 |
1998(平成10)年 | 4月 | 独バイヤスドルフ社との合弁会社「テルモバイヤスドルフ株式会社」を設立 |
1999(平成11)年 | 6月 | インドで血液バッグを製造する合弁会社「テルモ・ペンポール社」を設立 |
7月 | 米国3M社から人工心肺事業を買収し、「テルモ・カーディオバスキュラー・システムズ社」を設立 | |
2000(平成12)年 | 4月 | 「テルモ・フィリピンズ社」操業開始 |
2001(平成13)年 | 9月 | 住友ベークライト社から在宅酸素事業を譲受し、「テルモメディカルケア社」を設立 |
2002(平成14)年 | 5月 | ダイアライザー事業の旭メディカル(株)への営業譲渡 |
6月 | 研究開発センターの敷地内に、テルモメディカルプラネックス建設 | |
10月 | 人工血管の製造販売会社である英国、バスクテック社を買収 | |
2003(平成15)年 | 1月 | アメリカに「テルモハート社」を設立 |
2006(平成18)年 | 3月 | 米国マイクロベンション社を買収 |
4月 | ベトナムに「テルモベトナム社」を設立 | |
2007(平成19)年 | 1月 | チリに「テルモチリ社」を設立 |
3月 | ドイツ コーラー社より人工心臓弁事業を譲受 | |
4月 | 「オリンパス テルモ バイオマテリアル社」を設立 | |
8月 | 補助人工心臓、欧州で発売 | |
2008(平成20)年 | 2月 | 薬剤溶出型冠動脈ステント、欧州で発売 |
6月 | クリニカル・サプライ社の株式を譲受 | |
2010(平成22)年 | 1月 | 「テルモアメリカスホールディング社」を設立 |
2011(平成23)年 | 4月 | 補助人工心臓、日本で発売 |
4月 | 輸血関連事業分野の世界的大手企業である米国カリディアンBCT社を買収 | |
4月 | 細胞治療などの分野で高い技術力を持つ米国ハーベスト・テクノロジーズ社を買収 | |
8月 | 「泰尓茂(中国)投資有限公司」を設立 | |
11月 | 「テルモアジアホールディングス社」設立 |
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2012(平成24)年 | 1月 | Onset Medical社(米国)の大口径シース技術を獲得 |
4月 | オーストリアに支店開設 | |
8月 | 国連グローバル・コンパクトに参加 | |
12月 | 中国 威高(ウェイガオ)社と腹膜透析事業の合弁会社を設立 | |
2013(平成25)年 | 1月 | ベトナムに「テルモBCTベトナムCo., Ltd.」を設立 |
2月 | ロシアに「テルモロシアLLC」を設立 | |
3月 | ポーランドMedservice Sp. Z.o.o.を買収 | |
7月 | 「テルモインディアプライベートLtd.」を設立 | |
2014(平成26)年 | 1月 | 「テルモメディカルイノベーション, Inc.」を設立 |
2015(平成27)年 | 9月 | 世界初の心不全治療用の再生医療等製品として、ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートの製造販売承認を取得(2016年発売) |
2016(平成28)年 | 6月 | 脳動脈瘤治療デバイスの製造販売会社である米国シークエントメディカル, Inc.を買収 |
2017(平成29)年 | 1月 | 米国セント・ジュード・メディカル社とアボットラボラトリーズ社のカテーテル関連事業の一部を買収 |
3月 | 大動脈瘤治療に用いるステントグラフトの製造販売会社である米国ボルトンメディカル, Inc.を買収 | |
2018(平成30)年 | 12月 | 心臓カテーテル製品の製造販売会社である中国 エッセンテクノロジー北京有限公司を買収 |
2019(平成31/令和元)年 | 4月 | 企業理念体系を刷新、不変の企業理念と共に、社員共通の価値観であるコアバリューズを新設、テルモグループ行動規範を改定 |
2021(令和3)年 | 9月 | 創立100周年を迎える |