ホスピタルシステム事業

ホスピタルシステム事業

医療の質向上に貢献し、持続可能なヘルスケアシステムを実現します

ホスピタルシステム事業は、医療安全、院内感染対策、個別化医療、医療費の抑制といった医療現場の多くのニーズに対して、患者さんや医療従事者の負担軽減、使い勝手向上につながる製品開発、医療機器使用における運用サポート、医療従事者へのトレーニングプログラムなどさまざまな提案を行っています。

単なる製品提供では解決し難い課題に対するソリューション提案を通じ、「治療の安全性向上」「業務の効率化」「患者さんのQOL向上」に貢献し、持続可能なヘルスケアシステムを実現します。

高機能薬剤投与システム関連製品

輸液や注射など、患者さんに薬剤を投与する業務は、集中治療室から病棟まで様々な医療現場で日常的に行われています。一般的に、安全な薬剤投与のためには、薬剤の準備時と投与の直前に「正しい患者」「正しい薬剤」「正しい量」「正しい方法」「正しい時間」「正しい目的」の確認が求められています。さらに、人体に影響を及ぼす薬剤に接触するといったリスクへの配慮など、医療従事者自身の安全にも注意が必要です。

テルモは、薬剤投与に用いる一連の製品システムにおいて、多様なリスクを低減するための機能やデザインを追求してきました。近年は、より複雑で厳密な薬剤投与の管理が必要な患者さんのための高機能投与システムとして、薬剤ライブラリを搭載し、院内のITシステムと連携可能な輸液ポンプ・シリンジポンプを中心に、自動記録やモニタリング、処方連携といったデジタルヘルスを推進しています。このような取り組みにより、薬剤の処方・投与の効率化と標準化、治療の安全性向上の実現に貢献していきます。

  • 高機能薬剤投与システム関連製品

バイタルサイン管理関連製品

医療現場では、患者さんの診断や治療に役立てるために、毎日の体温や血圧、血糖値、血中酸素濃度といったバイタルサインを管理しています。数多くの入院患者さんを抱える病棟で、看護師が一人ひとりの患者さんのベッドサイドを回りながら、バイタルサインの測定を行い、ナースステーションに戻って測定値の転記作業を行っています。

テルモは、血糖自己測定器、血圧計、体温計などにNFC通信機能を搭載し、測定後、NFCリーダー/ライターにタッチするだけで電子カルテに反映できる測定機器シリーズを展開しています。入力ミスや転記ミスがなくなるだけではなく、医療スタッフ間でのバイタルサインの共有を、よりタイムリー・正確に行えるようになります。このように効率化した時間を患者さんのケアの充実に活かすことで、医療の質の向上に貢献していきます。

病院内における通信機能付き測定機器シリーズ(HRジョイント®

  • 血糖測定器

    血糖測定器

  • 電子血圧計

    電子血圧計

  • パルスオキシメータ

    パルスオキシメータ

  • 電子体温計

    電子体温計

タッチするだけで測定値を院内のITネットワークに共有

タッチするだけで測定値を院内のITネットワークに共有

環境整備関連製品

手術室や病室などの環境整備に取り組むとともに、医療従事者の手指消毒など感染対策に貢献することにより、業務環境の向上に寄与します。

  • 紫外線照射ロボット

    紫外線照射ロボット

  • 手指消毒剤

    手指消毒剤

周術期・がん領域製品

高齢化などを背景として医療や介護需要が増加するなか、持続可能な医療の実現に向け、限られた医療資源を効果的・効率的に活用する必要性があります。そのため、急性期から回復期、慢性期まで患者さんが状態に見合った医療を受けられるよう、医療機関の病床機能分化・連携が進められています。なかでも、重症患者さんを受け入れる急性期病院では、高度な治療を集中して行うため、より効率的な医療、入院期間の短縮などが求められています。

テルモでは、手術後の痛みを軽減することで、早期離床を助ける鎮痛薬や、患者さんの回復を栄養面からサポートする高濃度栄養食などを展開しています。また、術後の治癒過程で、臓器や組織が癒着することを防ぐことで、合併症対策に寄与する日本初のスプレータイプの癒着防止材も提供しています。このように豊富なラインアップにより、患者さんの早期退院とQOL向上に貢献していきます。

患者さんの早期退院をサポート

患者さんの回復・早期退院をサポート
  • 疼痛緩和

    鎮痛薬

    鎮痛薬

  • 癒着防止

    超高濃度栄養食(左)、濃厚流動食(右)

    スプレー式
    癒着防止材

  • 栄養管理

    癒着防止材

    ・濃厚流動食(左)
    ・超高濃度栄養食(右)

糖尿病治療関連製品

糖尿病には体内でインスリンを作ることができない1型糖尿病と、生活習慣が原因で発症することが多い2型糖尿病があります。増え続ける糖尿病を早期に発見し、合併症を防ぐことは社会的にも重要なことです。糖尿病患者さんは、小さなお子さんから高齢の方まで、幅広い年代の方がおり、日常的に血糖値をご自身で測定・管理するとともに、患者さんによっては血糖値を下げる薬剤の注射を行うことで治療を行います。

テルモは、使いやすい血糖自己測定器や、患者さんの痛みや注射への恐怖心の軽減を目指した注射針の開発に取り組んできました。近年は、治療にともなう、患者さんのこころとからだのストレス軽減を目指し、患者さんの動きやすさに配慮したインスリンポンプや、リアルタイムでグルコース濃度の変動を確認できる持続血糖測定器を展開しています。

豊富な製品ラインアップで毎日の糖尿病治療をトータルでサポートし、患者さんの「わたしらしい暮らし」の実現をサポートしていきます。

  • 血糖自己測定器

    血糖自己測定器

  • 持続血糖測定器
  • パッチ式インスリンポンプ

    パッチ式インスリンポンプ

  • ペン型注入器用ディスポーザブル注射針

    ペン型注入器用ディスポーザブル注射針

  • 持続血糖測定器(国内のみ販売)

腹膜透析関連製品

慢性腎不全の患者さんは、体内の不要な老廃物や水分を取り除く透析療法を必要としています。透析療法には、透析施設に週3回程度通院して行う「血液透析療法(HD)」と、自宅や職場でできる「腹膜透析療法(PD)」があります。

テルモは、患者さんのライフスタイルを保ちやすい腹膜透析を推進しています。近年増加している高齢の腹膜透析患者さんにも、簡単かつ安全に腹膜透析療法を行えるよう、使いやすさや感染対策に配慮したデバイスを提供するとともに、患者さんの身体への負担軽減を目指した透析液の開発などを通じて、患者さんの生活に寄り添うやさしい治療に貢献していきます。

腹膜透析(PD: Peritoneal Dialysis)とは?

内臓を覆っている腹膜に囲まれた腹腔内に透析液を注入・貯留し、腹膜を介して血中の不要な老廃物や水分を除去する療法です。透析液を出し入れするためのカテーテルを腹部に埋め込む手術を必要とし、通常、1日に複数回(約4~12時間ごとに)透析液を交換します。

腹膜透析治療のイメージ

腹膜透析治療のイメージ

CAPDとAPD

自分で透析液を交換するCAPD*1と、装置が自動的に透析液を交換するAPD*2
患者さんの体調や生活様式に合わせて適した方法を選びます。

  • *1

    Continuous Ambulatory Peritoneal Dialysis : 連続携行式腹膜透析

  • *2

    Automated Peritoneal Dialysis : 自動腹膜透析

  • 中性化腹膜透析液

    中性化腹膜透析液

  • 手動接続の腹膜透析液交換システム

    手動接続の腹膜透析液交換システム*

    • *

      透析液の入ったバッグと透析液の注入または排出を行うための
      チューブを接続するためのシステムです

  • 無菌接合装置

    無菌接合装置

  • 自動腹膜透析装置

    自動腹膜透析装置

(注)これらの製品の薬事承認および販売状況は、国や地域により異なります。

T
O
P

メッセージ映像
「患者さんの"わたしらしい暮らし"の実現をめざして」