トップメッセージ

次の100年も創業の精神を引き継いで、
新しい医療に挑戦する

代表取締役社長CEO 佐藤慎次郎

代表取締役社長CEO
佐藤慎次郎

皆様には、日頃よりテルモグループの事業活動にご理解、ご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、変異株の出現も相まって、いまだ世界各地で猛威を振るっています。ワクチン接種は各国で段階的に進められていますが、予断を許さない状況は続いています。お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。

テルモは、新型コロナウイルスワクチンを一人でも多く、一日でも早く接種できるよう、筒先に薬液が残りにくい注射器「FNシリンジ」の針の長さを改良し、2021年3月から生産を開始しました。また、医療機関の感染対策に新たな価値を提供するための全社施策である「感染対策イニシアチブ」を本格的に始動いたしました。今後、医療活動の全体を捉えた包括的なソリューションを提案し、感染制御に寄与するたくさんの製品群を機能的に活用していただくことで、医療従事者の皆様および患者さんに安心を提供し、安全で効率的な医療活動を支援してまいります。

さらに、今年度は機構改革の一環として、国内営業本部を新設しました。従来、国内成長プロジェクト「スクラム」のもとに、全社一丸で事業横断的な取り組みを進めてまいりましたが、新たなステージに移行し、成長を加速させます。コロナ禍の真只中にあった昨年度、日本市場の売上は海外市場を上回る伸びを示し、売上収益2,000億円に初めて到達、世界の連結業績を牽引する結果となりました。中長期成長戦略における重点テーマの一つとして「日本市場における成長回帰」を目指してきた中で、各事業の戦略的布石がここに結実した感があります。創業の地である日本において、医療現場をより強く支えるために、テルモの存在感を高めてまいります。

テルモは、本年9月17日に創立100周年を迎えます。今から100年前、第一次世界大戦の影響から体温計の輸入が途絶えたため、国産の良質な体温計が希求され、北里柴三郎博士をはじめとした医師らが発起人となってテルモは設立されました。そして「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念を大切にして、ここまで歩んでまいりました。次の100年も創業の精神を引き継いで新しい医療に挑戦してまいります。

今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2021年6月

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